新型コロナウイルス感染症は人類の歴史、私たちの日々の暮らしに多大な影響を及ぼしている。
会いたい人に会えない。やりたいことが自由にやれない。
どう捉えていいかわからない焦燥感と将来への漠然とした不安があるから、社会全体が何となくギクシャクとしている。
世の中が戦々恐々、混沌としている今。
コンプライアンスだとかタブーだとか、
「ひとまずこういうのは、やめておきましょう」
「波風を立てないよういきましょう」
という、予定調和が至るところにあり、社会通念や慣習の中には、同調圧力や自由を良しとしない風潮があったりするこの時代。
もともと「いかに生きるか(同時にいかに死ぬか)」は、コロナ禍の前から、いついかなる時も、我々人間が“生を授かった瞬間”からのテーマだった。
しかし正に今、時代転換の真っ只中で、私たちがどのように判断し、動いていくか。
そして、どんな風に生きていくべきかが、強く問われている。
私は、次代を担う若い人たち、そして《蹴道》に少しでも興味を持ってくださる人に声を大にして言いたい!
まだ見ぬ未来を、思いわずらっても仕方がない!
それより今、この瞬間を大切に、たった一度の人生を、この日々を果敢に生きよう!
誰かの都合のために、“いい子ちゃん”になる必要はない。
自分らしさ(個性)と生まれ持った才能をどんどん磨こう。
群れに流されない。
集団にも埋もれない。
確固とした自分自身のポリシーとテーマを持って進もう。
嫌われることを恐れず、いい意味で「出る杭」になるんだ!
そんな生き方は、人によっては時に「危険」、時には「愚か」と捉えられるかもしれない。
あるいは、“異端児”扱いされて周りから理解されないかもしれない。
それでも、だ。
打たれても、打たれ続けても、決して引っ込めるな!
しかし、注意が必要だ。
私が言っているのは、集団の利益を考えず、身勝手、好き勝手な振る舞い、行動を取っていいということではない。
自己を主張し、我が道を突き進むからには、とてつもなく大きな責任が伴う。
大切なことは、まず己と真っ向から向き合い、誰よりも率先して働き、果たすべき責任を果たし、試すべきことを全力で試すべきだ。
一切の甘えを捨て、冷静に人間の姿を見極め、どんな事態にも動じない自己を確立していく。
そして、もしも自分にゆとりができたなら、隣の人を精いっぱい助けよう。
だからこそ、サッカーをやっているキミ!
キミがひとたびサッカーのグラウンドに踏み込んだなら、やってほしいことは、失敗を恐れないこと。
人がどうのとか、(ひとまず)構わないこと。
いつも“ワクワク感”をその胸に、自分の持ち得るエネルギーの限りを尽くして、ひたむきにボールを追いかける!
そうすることで、
何を、どんな風に感じ。
何が好きで、何を欲し。
どこに向かい、何をつかみたいのか。
少しずつでいいので、誰のものでもない“自ら”を見つけていってほしい。
自分の中に、“頑固さ”や“わがまま”などとはちょっと違った『ブレない軸』を持つんだ。
そういう芯の強さ、自分の中に揺るぎない判断基準を持った者こそが、次の時代の先駆者となり、社会を牽引する大きな原動力の源になっていくと信じたい。
時代がどんどん変わり、時が過ぎても、そこは人が生きる上で変わらない本質の部分だと思う。
まず、キミがキミ自身を幸せにすること。
キミが幸せであれば、キミは他人をも幸福にするパワーを得ることが、きっとできる!
何も心配はいらない。
私が、夢(=目標)に向かうキミの良き理解者となろう!
その熱、魂の叫びを全身全霊で感じ、しっかり受け止めよう!
ちょっとくらい泥くさくなってもいい…
共に強く、しなやかに、次の時代に向かって、“今”を生き抜こうじゃないか!
中谷吉男 プロフィール
バレンシアCFオフィシャルアカデミー代表
UEFAプロコーチ
大学卒業の頃、時を同じくして産声を上げたJリーグで、プロサッカー選手として華々しくデビューを飾る道があったにも関わらず、自らの意志で一度はサッカー界から離れ、大阪のテレビ局に就職。
スポーツ部のディレクターとして多数の番組を手掛ける。
入社5年目の頃、番組制作で訪れたスペインでの体験をきっかけに、再び運命の歯車が動き出す。
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その後、スペインへ渡り、UEFAプロコーチライセンスを取得。 指導者として再びサッカー界へと返り咲く。
2007年、セレッソ大阪との契約を機に日本帰国。
U-18年代で日本一を成し遂げ、2010年にはバレンシアCF(スペインリーグ一部)のインターナショナルアカデミージャパンディレクターに就任。
現在は、新たに輸入事業にも挑戦し、日本とスペインの架け橋となるべく日々奮闘している。
中谷吉男ヒストリー
小学6年生でサッカーを始める
広島国泰寺高校時代
インターハイ、高校選手権ベスト16
立命館大学時代
関西学生選抜 リーグベスト11
在阪テレビ局 スポーツ部
ディレクターとして活躍
2001年、本場スペインへ渡る
世界の指導者資格の最高ランク
UEFA(欧州サッカー連盟)プロライセンスを取得
スペインリーグRCDマジョルカ、
ヘタフェCFでプロの卵たちを数多く育成
2007年 スペインから帰国
セレッソ大阪育成部部長に就任
2009年 セレッソ大阪U18
日本クラブユース選手権大会優勝
監督就任から6ヶ月での快挙達成
スペインリーグ、
バレンシアCFの日本アカデミー代表に就任
蹴道
未だ道の途上
【主な経歴】
関西テレビ放送株式会社(スポーツ局スポーツ部・スポーツ担当ディレクター)- RCDマジョルカ-ヘタフェCF - セレッソ大阪 - 株式会社LUCKMAN設立・バレンシアCFオフィシャルアカデミー(ジャパンダイレクター)
※2009年 セレッソ大阪U-18監督就任一年目にして全国クラブユース選手権大会でチームを日本一に導く
【取得ライセンス】
UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)プロ/RFEF(スペインサッカー連盟)プロ
※UEFA、RFEF共に最高位のライセンス
【指導した主なプロサッカー選手(※敬称略)】
・Emilio Nsue
・Pedro Bigas
・Kevin García
・Álex Pérez
・Xisco Hernández
・山口蛍
・丸橋祐介
・扇原貴弘
・永井龍
・一森純
・杉本健勇
・夛田凌輔
・南野拓実
・秋山大地 他
メディア出演・掲載
・日刊スポーツ
・スポーツニッポン
・産経新聞
・読売新聞
・神戸新聞
・TBSテレビ「報道特集 ~世界へ!日本サッカーを陰で支える男たち~」
・関西テレビ「スーパーニュースアンカー ~スポらば~」「カキューン!!サムライプロジェクト」
・サンテレビ「ニュースシグナル」
・スポーツなび「VOICE」
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